プラド美術展の帰りの空は曇り、
上野のベンチに腰を下ろして歌う俳句二句と、
送信に答えたる即席俳人の連想句数句。
霧雨の
暮るる町並み
急ぐころ
あの頃は
咲く花びらが
恋しくて
(花びらは朝顔の事と思ふ)
しあわせは
紫陽花色の
雨上がり
雨宿り
あなたと傘を
待つわたし
さみだれの
乱るるこころに
散る花は
待ちこがれ
沈む夕暮れ
蝉しぐれ
待つ人の
夕顔どんな
色かしら
色はえて
散るサガリバナ
明ける空
梅雨を抜け
日射しも嬉しと
植木鉢
花屋さん
夏の花束
くださいな
酔いて待つ
路傍にひらく
宵待草
2008/5/18