分かれ道

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分かれ道

想い出しては時々暖まる
懐かしい初恋のあなたへ
振り向けば長い足跡(あしあと)が
一人ぼっちに連なっている
夏の盛りの日は落ちかかり
私は寂しさに立ち止まる

あなたと歩いたあの路は
はしゃぎ回った靴の跡
まるでもつれ合うみたいに
ちっとも前に進まなかった
無駄な戯れの毎日が
たまらなく幸せだった

若葉が天空を目指すみたい
私たちは未来の向こうに
大きな幸せが待っているって
あなたは枝分かれの路を
わたしも枝分かれの路を
かたく握手を交わし合って

温もりあったその手の平
何度も横に振りながら
さようならまた逢う日まで
僕達、同じ歩調で歩いていけば
虹の向こうで巡り会うだろう
それからずっと一緒に居よう

互いの足音がなくなるまでは
わざと大きく手を振りながら
踏み出してからどれくらい
季節が巡ってきたのだろう

春を待ちわび花は咲き
夏に栄えた草たちも
秋は染まってうずくまり
木枯らし吹いて雪が降る

ひんやりとしたこの路を
いつしか歩くことを目標に
足を緩めるのが怖くって
今も懸命に歩いている
時々苦しくて後ろめがけて
泣きながら走り出しそうになるけど
あなたの言葉を胸に秘めながら
私はまだ歩いている

2008/5/16

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