ねえ、聞いてください
一生懸命に思いかさねて
考えて悩んで心苦しい時にも
震えながら必死で言葉を選んで
揺れる気持ちをどうにか落ち着けて
なんとか一言だけを抜き出しては
痛みをこらえて書き記すのですが
誰も振り向いてはくれませんでした
だから浮かんだ言葉はすべて並べて
思い違いも袋小路も何もかもみんな
そのまま順番に文にしていくのです
そうしたらあるいはもしかしたら
その時本当に考えていたなにか
心の小さな欠けらが一粒ぐらい
誰か気づいてくれる人がきっと
居るかもしれないと思うのです
だから私は同じ言葉でもいい
一つ一つ思いを文に紡いでいく
それ以外に心に留めていること
何も持ちません
作成時2004/1/21