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風が吹いたら寒かろうな
雨が降ったら冷たかろうな
震える肩がすっかり濡れて
髪からしずくが崩れ落ちても
見ている人はどこにもいない
すれ違う人すら消え失せて
強い風が暗闇の中を駆け抜ける
射抜くような鋭い雨粒に打たれ
びしょぬれのままたどり着いた
小さな部屋の明かりさえ私を捨てて
真っ暗な窓に稲妻が闇を裂き走り抜ける
突くような落雷の轟音がその後を追って
ガラスを激しく震わせ小さな心を揺さぶる
こんな真っ暗な小さな雨避けの箱の隅で
一人震えるこの私は誰なのですか
何のためにこの世界に生まれて
すべてが空回りしたまま嵐の中を
雨に刺されながら惨めに走っている
小さな風避けの箱に逃げ帰って
嵐が過ぎるのを待っている

必死で部屋に逃げ込んでも
心の中で激しく激しく雨が降ります
たまらなくて明かりを求めて
スイッチをぱちぱちと指当てしても
町に明かりは灯らないまま
いつまでも激しい雨の音が響く
心の中がざあざあ泣いている

きっといつしか雨さえもあがって
雲の合間から青い空が顔をのぞかせて
乾いた風がすがすがしく吹き抜ければ
やがて明るい日差しが射し込むでしょう
でも私の心にはずっと黒い雲が立ちこめ
  小さな胸の雨はやまないまま
ざあざあざあざあ泣いている

ねえ、教えてください
どこに行ったらこの胸の
冷たい雨はやむのでしょうか
どこに行ったらこの心の
嵐は去るのでしょうか

作成時2003/10/30

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