十五夜お月様

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十五夜お月様

小さな小さなぶどうの房が
青くたわわに実りました
手のひら一粒抜け落ちて
ころころ転がる机の上
転がり疲れて止まった先には
ススキとお団子がありました
涼しい秋風が窓に吸い込まれて
ほったらかしの風鈴がそれにつられて
ちりんりーんと音を奏でる
それに合わせて庭の虫の音が
一斉に合唱を始めるのです
今日は十五夜そらは青く遠く
西の空には星たちの瞬きの中
丸い月の光が静かに天を照らし
この小さな部屋の窓を越えて
ほら、幸せの光を投げかける
まだ何も知らないゆう君が
ちょっと見ていたお月様にも飽きて
お団子に手を伸ばしてはきっと
また私に駄目ですよって言われて
がっかりしちゃうそんな十五夜

作成時2003/9/2

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