新魂(あらたま)の誓い

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新魂(あらたま)の誓い

「二冊のノート」の「生きるとは」に基づく変奏

時はあなたの思うほど
砂をためてはいないもの
ろうそくの揺らめきに尽き
太陽の夕べに沈むように
顧みれば一瞬の炎のきわに
僕らは灰へと変わるのだろう
西日がくだり足音がする頃
はっとして見返る背中には
虚しい死神が迫っている
そして君はうなだれて
彼に腕をつかまれながら
自らの虚(むな)しき生涯の
やり残した仕事を憂うのだ
気力の損なわれた肉体で
とぼとぼと連行されるように
虚しい後悔にさいなまれるのだ

だから立ち向かえ
炎盛(ほざか)りの季節に生きるものよ
おのが心のうちに秘めた
希望の欠片がきっとあるならば
それを固く握りしめて腕を伸ばして
精一杯に扉を叩くのだ
だから足を踏み出せ
日盛(ひざか)りの時節に生きるものよ
おのが胸のうちに隠した
希望の欠片が残っているならば
それを強く抱(いだ)き留めて足を繰り出し
精一杯に道を進むのだ
たとえすべての夢が破れても
それでも構わない
震え留まるものに命のキャンバスを
描く資格などどこにもない
されどがむしゃらに走り続けて
砕け散ったものは誰であれ
人生の絵画を描ききる資格が
きっとあるに違いないのだから
だから前に向かって
恐れずに足を繰り出そう
一歩踏み出さなければ
君の人生は始まらない

2008/08/02

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