今日は珍しく夜行新幹線の上り22時35分発に腰掛けて、人影まばらな3号車の真ん中付近に席を借り、隣の座席に置かれた手荷物と一緒に旅をしています。遠くを見渡す遠足児童のように、高いレールに沿って流れる車窓(しゃそう)から、広がるぽつりとした町明かりを眺めては、けっして新しい思想が浮かぶわけでもなく、眠りかけた寂しい家々の窓からこぼれるライトや、高層マンションの青い蛍光灯がマスのように並ぶのをぼんやり見詰めているのです。相も変わらず、とりとめもないことが浮かんだり、次々に輝く光のイルミネーションのように、次々に押し流されては移ろって、消えていくだけの幸せにくつろいでいるのです。そしてだんだん睡眠が近づいて、次に目を開く頃にはきっと、あなたの町に着いていることでしょう。では、お休みなさい。
p.s
少しばかり前に、新幹線の中で意味もなく打ち込んだ落書きです。
作成時2004.2.22
2007/3/13改訂