赤ら顔

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赤ら顔

なあなあ、教えてくれよ
いったい杜甫や李白ってのは
どれほど偉大な男達だったんだ
どれほど偉大な酒の歌を
残したって言うのさ
そいつを知らなくっちゃあ
尊敬も軽蔑もできやしねえ

 あいつは、火でも吐きそうな赤茶けた顔をしてそう叫んだきり、とろけたような鈍い瞳を宙に漂わせた。まるで、彼の飲んだ酒の代わりに立ち現れるかのような煙草の煙を追いかけている内に、視点が何もない空間をさ迷い歩いているようで、まるで彼特有の生粋の陽気さにも似て、どことなく楽しげに見えたのだった。[2004.1.17]

作成時2004.1.17

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