アルコール依存症

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アルコール依存症

 おねがいだ、おねがいだから、美味い酒を飲ませてください。他に何も要らないから、美味い酒を飲ませてください。寝る前に貯蔵庫を開いて空瓶が転がっていた時の、すっかりほうけたような寂しさ。心の中にからんころんと空虚が響く。寂しくて水をがぶりと飲んだら、その日一日、ああ我は、何を頼りに生き長らえよう。これは何たる大失態か、敵陣突破も無駄の骨折り。アルコールと音楽がない夜なんて、暗闇の中の一人旅、お化けにあうより恐ろしい。どろどろろんと首だけ伸びる。酒は無いかと首伸びる。ああ、もう駄目だ、もう駄目だ。心が干からびて砂漠になってしまう。だからお願いです、僕から酒を取り上げないで下さい。

作成時2002.11.17
2007/3/13改訂

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