終着駅

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終着駅

あなたの思いだけが溢れて
時が夢のように陰ろう
列車がいつまでも揺れて
プラットフォームに近づく頃には
様々の駅を窓越しに眺めた
おぼろげな記憶だけが移ろう
振り向けば錆びかけの路線が
長い軌跡を描いている

季節の香りだけを残して
景色が夢のように揺らめく
微かにブレーキがきしんで
停留所に近づく頃には
希望に待ちわびた駅だとは
知らないままの列車が止まる
折り返しを告げる掲示板に
小さな夢もはかなく消える

重く閉じたとびらを抜ければ
改札をくぐったあの町と
同じくすんだ建物が広がって
列車に疲れた旅人達は
おもく足を滑らせながら
人の流れに消えていく
灰色の景色に消えていく

作成時2004/1/22
2007/2/15改訂

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