・1849年にピアノ曲「森の情景」op82を作曲しながらも精神状態が冴えないドレスデンのシューマンだったが、1850年にピアニストから指揮者まで熟す作曲家のフェルディナント・ヒラーの招待で、9月にデュッセルドルフの音楽監督に就任。チェロ協奏曲を完成させ、11月はじめからわずか1ヶ月で交響曲第3番を完成させた。12月9日には完成していたそうだ。「ライン」の名称は後に出版社が付けたものだが、彼の日記などからライン川の自然が彼に作用していたことが分かり、例えば「ライン川の生活の一片」という言葉が残されていたり、2楽章に「ラインの朝」という名称を付けようとしていた事が分かるのだとか。またこの曲の4楽章はライン上流のケルンに出かけた時、ケルン大司教の枢機卿就任式を見たのが着想にあったとされている。後に削除されたが5楽章の前に置かれた4楽章に「荘厳な儀式を伴奏するように」と書かれていたことから、この4楽章はその時の音楽的スケッチの意味があるのではないかとおいうわけである。
・1851年2月6日にデュッセルドルフの音楽協会で自分の指揮で華やかに初演。「今夜は第6回演奏会、交響曲・・・ちょっとうかれた」byシューマン。
・51年4月に交響曲第3番作品97として。
フルート2、オーボエ2、クラリネット2、ファゴット2、ホルン4、トランペット2、トロンボーン3、ティンパニ、弦5部
サー・ロジャー・ノリントン指揮ロンドン・クラシカル・プレイヤーズ(1989)の演奏
第1楽章−9:18
第2楽章−5:22
第3楽章−4:10
第4楽章−4:43
第5楽章−6:03
2006/11/2